工場排水や廃液の処理方法はさまざまであり一概には言えませんが、その一例として汚染濃度の高い排水の一次、二次処理は硫酸バンド、PACやアニオン、カチオン高分子などの凝集剤を組み合わせ凝集沈殿させたり加圧浮上させたりして汚泥と分離します。その後の三次処理を行い放水するわけですが、放水時においてもなお、薄い黄ばんだ色などの除去が難しいケースが多々あります。通常は塩素剤を用いて脱色処理を行うケースがほとんどですが。環境ホルモンなどの2次的副産物の生成や、残留性が問題となっております。そこで処理後に酸素に戻ってしますオゾンバッキ法が注目されています。
染物工場などの廃液の脱色処理にはとても有効です。
オゾンとは
■ オゾンは、自然大気中に存在しており、酸素と同素体である無色の気体です。
オゾンは、酸素分子と酸素原子からできています。
O2 + O = O3 (オゾン)
オゾン(O3)は、匂いの粒子を直接分解、すばやく脱臭殺菌します。
- 強力な殺菌力、脱臭力、漂白力があげられます。殺菌力は塩素の7倍。
- 空気中の酸素だけで出来ている。濃度にさえ気をつければ残留性なしなので活用できる範囲は広がります。
- もちろん残留毒性も一切無し。自然にやさしいから安全です。
比較的脱色は容易?
オゾンは酸化剤として有機物の分子間の結合を切ることにより分解、脱色するわけです。脱色の場合は分子間の2重結合や3重結合などの一部の結合を切ることで可能になるの比較的短時間で安易に達成できます。しかし有機物そのものの完全な分解を目指すにはその分解エネルギーだけでは力不足といえる為、酸化剤をハイブリットしたAOP(促進的酸化処理)が有効です。
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