紫外線照射水殺菌装置はプールや温泉、スーパー銭湯のレジオネラ菌対策としても活用されています。
プールや温泉、スーパー銭湯のレジオネラ菌対策としても活用
紫外線みず殺菌装置の処理過程
従来の処理
上記のような通常の処理過程を、下図の様に紫外線水殺菌装置を噛ますことにより、機器通過時に無菌水にします。また、システム停止時の細菌増殖防止および配管内部壁へのバイオフィルム(スライム)付着防止対策のため補助塩素注入装置を組み合わせます。
紫外線水殺菌方式
YLPシリーズの特徴
〜YLPシリーズのお勧めポイントは〜
- ランプには高性能の石英ガラス管を採用
- 紫外線による除菌法なので温泉など水質に変化を起こしません
- 簡単操作
- 薬品に抵抗力を持つ最近の除菌にも確実な除菌力
- 燃料、薬剤の補給は不要なので低コスト
- ランプ寿命は8000〜9000hの長寿命
YSくりん紫外線みず殺菌装置シリーズの独自のワイパー機構
皮脂や湯アカによる殺菌効果の低減を防ぐための前後可動ワイパーにより、運転を中断しなくても簡単にランプを清掃することが出来ます。※YLP70以上の機種(末尾W)
YLPシリーズの利用分野
〜YLPシリーズはこんな場所で使用されています〜
- 「食品加工工場」精肉工場、畜産業、ハム工場、製麺工場、豆腐工場、製パン工場、飲料製造業、醸造工場など
- 「井戸水の殺菌」
- 「水産工場」養殖、かきの浄化、海産物の浄化、養魚場、いけすの浄化、あわびの産卵誘発など
- 「その他」学校、病院、幼稚園、研究所、化粧品工場、ホテル、レストラン、公共施設、プール、浴場、船舶、エレクトロニクス産業などきれいな水が必要なあらゆる産業
YLPシリーズの構造
〜YLPシリーズは効率よく水を殺菌、その仕組みは〜
本装置は、シリンダーと紫外線殺菌ランプを点灯させる安定器が内蔵された電源盤から構成されております。高出力紫外線殺菌ランプをシリンダー内に設置し、シリンダー内に処理液を通液させることにより殺菌線(253.7nm)を処理液に照射します。
殺菌線は、処理液内の微生物の細胞内の核酸(DNA)に作用・破壊し短時間に効率よく菌を不活性化させます。メンテナンスも基本的にはランプ交換が主体ですので取扱もシンプルです。
またYLP70シリーズ以上の機種ではランプにアマルガムを使用していますので、高温の流体の殺菌においてもその性能が落ちません。
ワイパー対応機種もございます。
紫外線除菌の特徴
お肌の大敵って聞くけど紫外線って何?
紫外線とは、太陽から地球に届く光の中で、もっとも強いエネルギーをもった波長の短い光のことです。その強力な殺菌力は、直接皮膚や人体に照射されると悪影響がありますが、わたしたちに直接照射されない利用法であれば、さまざまな分野で有効活用されています。そして紫外線はさらに波長の長い順にA波、B波、C波に分かれています。紫外線とは、380nm以下の部分を紫外線といいます。
波長 | 特徴 |
320nm〜380nm | 女性に嫌がられるシミやそばかすの原因となります。また、皮膚のの弾力を奪いシワやたるみの原因になるともいわれます。 |
280nm〜320nm | 日焼けによる火傷をもたらしますが、体内にビタミンDを作るのに必要な波長となります。 |
280nm以下 | 自然界には存在せず人工的なものです。その殺菌作用から実際には、観賞用の水槽に使われたり、養魚場で水の腐敗防止や鮮度回復に利用されます。 |